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参加していただけるように側面から条件整備に力を入れていきたいと考えております、地域福祉をみんなで支える、町民すべての方々が社会参加できるボランティア活動を期待しているわけです。
3つ目に町とボランティアグループとの連携の手法・あり方としましては、私もこのパネリストとして出ることで改めて町とボランティアグループについて、どのような連携がよいのか、あるいは町としての支援・協力のあり方はどうあるべきなのか、あまり考えても難しくて分かりませんので、ほんの少し考えてみました。現在、町ではボランティア団体との意見交換・交流等のための一本化した担当窓口は設置しておりません。関係する課が、それぞれに関わるボランティア団体・個人に対応している状況です。もちろんボランティアセンターもありませんし、ボランティアのコーディネーターもおりません、従いましてボランティア団体との連携・協力・支援体制にっきましては、関係者の皆様方に顔向けができないような次第だと思っておりますが、これからがスタートであるというふうに考えております。
まず関係各課が関わっているボランティア団体との情報交換など、あるいは行政内部の連絡協調をはかるため、担当課を定めていきたいと考えております。各ボランティアとの直接担当窓口となっている各課で構成する、例えばボランティア活動担当課連絡会議を定期的に開催し、情報などの把握に努めるとともに適切な協力・支援のあり方を検討し、「ボランティア友の会」などと協議をしながら、できうるものから実践をしたいと考えております。
なお行政サイドの窓口のほかに民間サイドの窓口として大きく3つに区分してみてはと私は考えております。その1つは社会福祉協議会を窓口とすることです。活動の分野は先ほど申しあげました1番の保健・医療・社会福祉に関わるボランティアや4番の町起こし・地域づくり等に関わるボランティア、さらには最大集約いたしまして5番の緊急災害支援等に関わるボランティアは社会福祉協議会を窓口にしたいという考え方であります。2つ目は文化協会を窓口にしていきたいと思います。活動分野は2番目に申しあげました文化・芸術・生涯教育などに関わるボランティアだと思います。現在この事務局を社会教育課の職員が担当しておりますが、新たに文化協会のなかに職員を配置し、独立させていきたいと考えております。3つ目は体育協会を窓口としていきたいと考えております。活動分野は3番目の社会体育・スポーツなどに関わるものです。この体育協会は現在、事務局を独立し、体育協会の職員を配置し、法人化に向け努力しておりますので、NPOということだと思います。この3つの民間サイドの窓口を担う団体と町が力強く連携していきたいと思いますが、この3つの窓口の一本化はなかなかむずかしいと思います。私は将来的に社会福祉協議会のなかの「ボランティア友の会」に総結集をして、いざという時の、緊急災害時の支援等に関わるボランティアに役立てていきたいという考え方をもっております。
いずれにしても、民間サイドの窓口の団体と町が力強く連携して活動に対しての支援・協力体制をとっていきたいと考えております。社協が策定した地域福祉活動計画が岩出山にあり、「さわやか福祉プラン21岩出山」とネーミングをしておりますが、この計画のなかに具体的にボランティア活動の事業計画がありますので、町としましては、この計画を全面的に協力、支援をしていく考えです。

 

 

 

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